2022.12.04
case
精密根管治療2
症状 : 奥歯がうずく、浮いている感じがする。
治療期間 / 6か月(根管治療の回数2回)
料金
精密根管治療、隔壁、土台除去 | 13.2+1+1.5万円 |
レントゲン検査代 | 0.88~万円 |
ファイバーポスト | 3万円 |
奥歯の根尖に影が見えます。通常の検査に加え、患歯のみのCT検査、マイクロスコープによる検査、を踏まえて治療計画を立案します。
汚染を取り除き、根管内に感染がないことを確認しました。
マイクロスコープで根管内を確認すると、古い材料の周りに多量の汚染がありました。
根管充填後、セラミッククラウンで修復した後のレントゲンでは、根尖の影が薄くなってきています。
奥歯が浮いている、噛むと痛いということで来院されました。レントゲン検査では左下6の根の先に感染(根尖病巣)がありました。マイクロスコープ(虫歯や根管治療などの精密な治療に必須の顕微鏡)を使った精密根管治療(マイクロエンド)で原因を探ると、過去の治療時に処置されていない根管(神経の取り残し)がありました。ラバーダム(虫歯や根管治療で使う再感染を防ぐシート)で歯を隔離し感染を徹底除去したあと、バイオセラミックス(MTAの一種)で根管充填しました。症状は2回目の治療時には消失し、再発はありませんでした。その後ファイバーポストで土台を作り、セラミッククラウンで修復しています。半年後の経過観察は問題なく、その後も経過観察予定です。精密根管治療の注意事項:治療途中で受診をやめると感染が悪化することがあります。治療は自由診療となり、被せものや土台の治療が必要になります。当院で治療を継続する場合、被せものはマイクロスコープを使った精密治療による自由診療となります。治療中は患歯で噛まないように注意が必要です。痛みが引かない場合や歯以外の痛みの原因がある場合は、痛みの専門医と連携することがあります。