愛知県碧南市の鶴田歯科医院です。

当院では大切な方に受けてもらいたい医療を提供することを理念にしております。

　

歯医者さんで自由診療というとどのようなイメージを持たれるでしょうか。多くの方は自分には関係のなく、保険の普通の治療で十分と思われていることでしょう。

　

自由診療と保険診療はどのように違うのでしょうか？

ひと昔であれば「前歯は保険がきかない」、「いい材料を使うと自由診療となる」と聞いたことがあるかもしれません。

　

【日本の保険制度とは】

日本の「国民皆保険制度」は、誰もいつでも病院を受診できる非常に優れた制度です。

歯科の分野では制度が成立した昭和30年代では、虫歯や歯周病で苦しむ方が大量にいらっしゃいました。そのため、歯科の基本的な治療が幅広く認められ、多くの方の治療がなされてきました。治療は安価で、短時間で痛みを抑える最低限度の治療が中心でした。

　

この保険制度のおかげで、良くも悪くも、治療費が安いから、耐えられない痛みにさいなまれるまで、積極的な予防に取り組まないまま、放置してしまうことが多いです。その結果、悪くなったら痛みを抑える治療をしを繰り返し、最終的には抜歯になるという悪循環のサイクルに入り、歯を失うということが報告されます。

　

一方で、今の時代において、歯を削らないことや、歯周病を予防することが当たり前の時代になり、病気を予防することの重要性が認識されています。昔の考え方を引き継ぐ保険制度と今の時代の考え方があっていないことがお分かりかと思います。

　

また、皆さんの多くが受けられた「治療」は、同じところが何度も再発をしていることにお気づきでしょうか。歯を削って詰めても、再発するようでは本当の「治療」ではありません。

　

【本当の自由診療について】

当院では、治療した歯が長い期間やり直しのないようにすることを目標に、リニューアルと同時に自由診療を充実させました。

保険制度の最大の弱点である「治療」の再発に対し、時間をかけて丁寧に治療をすることで、やり直しを徹底的に防ぎます。

単にいい材料を使うだけでなく、歯を削りすぎないように慎重に、時間をかけて丁寧に、理想的な治療を行っていきます。

1回の治療に60分から90分、時に2時間以上かかることもあります。この時間をかけるため、マイクロスコープを本当に有効活用できるのです。（保険診療で単にマイクロスコープで診るだけという歯科医院が多い中、当院はマイクロスコープで治療を行います。）

　

本当の歯科治療を知っていただきたく、今回の投稿をさせていただきました。

「本物の自由診療」は材料で決まる治療ではなく、その治療にかける「時間」、「丁寧さ」、「医師の技術・情熱」こそが本当の自由診療です。