愛知県碧南市の鶴田歯科医院です。

当院では歯を残すためのマイクロスコープ（精密な治療を行うための歯科用顕微鏡）を使った精密根管治療（マイクロエンド、マイクロスコープ）に力を注いでいます。歯を守るには、再感染を防ぐことが非常に重要だからです。

一般的にマイクロスコープを使った精密根管治療は自由診療となります。

なぜでしょうか？

根の中の感染（根尖病巣）やトラブル（器具の破折、穿孔など）のある根管治療を例にご説明いたします。

顕微鏡での根管処治療は保険収載されています。初回の治療であれば、顕微鏡とラバーダム防湿という専用シートを駆使すれば、今までの治療と比べ、その成功率を大幅に上げることができます。（海外では、この二つの条件を満たさず治療を行うことを禁じている国もあるくらいです。）

マイクロスコープとラバーダムを使用した環境で根管治療を初回に受けたのであれば、ほぼ心配はないかと思います。（日本ではマイクロスコープの普及率は上がっていますが、まだまだ低いです。）

一方、特に初回の治療（イニシャルトリートメント）で成功しなかった場合、治療が複雑になることが多いです。治療中に見落とされた神経や歯根の形が特殊な形をしているなど、治療器具が適切に届かないことや、前回治療時にできた医原性のトラブルが生じていることなどによく遭遇します（トラブルの詳細については今後ブログでアップしていきます）。

このような場合、使用する材料・器具が全く変わり、治療方針・方法が従来の方法とは変わります。歯を残すだけでなく、長期で安定した結果を求めるには適応外の使用が必要になることが多いです。また、治療時間も長くなり、手術に近い形の治療をイメージしていただく必要があります。

当院では、初回の根管治療だけでなく、再根管治療にはマイクロスコープを使った精密根管治療をお勧めしております。感染だけでなく複雑なトラブルに対し、適切に対応し大切な歯を守るためです。

歯のトラブルでお悩みの方、あきらめる前にご相談ください。

また、かかりつけ医からのマイクロスコープを使った根管治療（精密根管治療）、マイクロスコープを使ったセラミック治療（精密審美治療）のご紹介やセカンドオピニオンも受け付けております。ご検討ください。